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ブリストル ハーキュリーズ : ミニ英和和英辞書
ブリストル ハーキュリーズ[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

ブリストル ハーキュリーズ : ウィキペディア日本語版
ブリストル ハーキュリーズ[ちょうおん]


ハーキュリーズ(''Hercules'' )はイギリスブリストル飛行機(以下、ブリストル)で開発された航空機用複列14気筒空冷星型エンジンである。ブリストルの技術者ロイ・フェデンによって設計され、1939年から生産された。その後開発されたセントーラスなどのブリストル製空冷エンジンと同じくスリーブバルブを採用していることに特徴があり、第二次世界大戦中期の多くの航空機に搭載された。
== 特徴 ==
ハーキュリーズで導入されているスリーブバルブの大きな利点は、気筒の吸気・排気バルブの形状・大きさ・数を理想的に設計することが可能なことであり、それによって体積効率を高めることができた。特に多重列の星型エンジンではスペースや配置の問題で1つの気筒に2つ以上のバルブを設けることは難しかったが、スリーブバルブを採用すれば比較的柔軟に対処可能であった。
ブリストルがスリーブバルブを初めて採用したのは1930年代に生産された空冷星型単列エンジンであるパーシューズ(出力750hp)とアクアリア(出力500hp)においてであった。当時の航空機の発展は急速であり、両エンジンではすぐに出力不足となってしまったため、ブリストルは両者を複列化してより大出力のエンジンを作ることを企画した。こうしてパーシューズはハーキュリーズとして、アクアリアはトーラスとして発展することになった。
ハーキュリーズシリーズの第一弾はハーキュリーズ Iと呼ばれ、出力1,290hpを発揮し1939年から配給が始まった。その後すぐに改良し出力1,375hpに出力向上したハーキュリーズ IIが登場して発展を重ね、出力1,650hpのハーキュリーズ VIが最も普及したバージョンとなった。大戦後半に供給されたハーキュリーズ VIは1,735hpの出力を生み出すことができた。
ハーキュリーズはボーファイターをはじめとする数々のブリストル製航空機に搭載されたが、主にランカスターのような爆撃機で用いられることが多かった。またハーキュリーズは軍用だけではなく、民間航空機のエンジンとして使用されることもあった。使用はイギリス国内に留まらず、フランススネクマライセンス生産されてノルト・ノラトラス(''Nord Noratlas'' )に搭載された。
ハーキュリーズは信頼性の高さからパイロットと整備員に愛され、総生産数は57,400基以上にも及んだ。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ブリストル ハーキュリーズ」の詳細全文を読む




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